実践テクニック

ブルーススケールでソウルフルなフレーズを弾こう

2025-01-05

ブルーススケールとは?

ブルーススケールは、マイナーペンタトニックスケールに「ブルーノート」と呼ばれる♭5度の音を加えた6音スケールです。この1音が加わることで、独特の「泣き」や「うねり」のあるサウンドが生まれます。

ブルースはもちろん、ロック、ジャズ、ファンクなど幅広いジャンルで使用される、非常に表現力豊かなスケールです。

ブルーススケールの構造

Aブルーススケール: A - C - D - E♭ - E - G

音程: 1 - ♭3 - 4 - ♭5 - 5 - ♭7

マイナーペンタトニック(1-♭3-4-5-♭7)に♭5度を追加することで、ブルーススケールが完成します。この♭5度が「ブルーノート」であり、独特の緊張感と哀愁を生み出す重要な音です。

ブルーノートの魔力

ブルーノート(♭5度)は、単に弾くだけでなく、様々なテクニックと組み合わせることで真価を発揮します:

1. チョーキング(ベンド)

♭5度から5度へのクォーターベンド(1/4音上げ)や、4度から♭5度へのベンドは、ブルースギターの定番テクニックです。この「中途半端な」音程が、人間の声のような表現を生み出します。

2. ハンマリング・プリング

4度 → ♭5度 → 5度の流れをハンマリングオン・プリングオフで繋げると、滑らかで表情豊かなフレーズになります。BBキングやエリック・クラプトンの定番フレーズです。

3. スライド

ブルーノートへスライドで入ったり、ブルーノートからスライドで抜けることで、より「歌っている」ようなニュアンスを出せます。

定番フレーズパターン

パターン1: クラシックターンアラウンド

ブルース進行の最後2小節でよく使われるフレーズ。

♭7 → 5 → ♭5 → 4 → ♭3 → 1

パターン2: BBキング風ボックス

1〜2弦のハイポジションで弾く、歌うようなフレーズ。

1 → ♭3 (bend) → 4 → ♭5 (quarter bend) → 5

パターン3: ロック定番リック

ロックギターでよく使われる力強いフレーズ。

1 → ♭3 → 4 → ♭5 → 4 → ♭3 → 1

メジャーブルースへの応用

ブルーススケールはマイナー系ですが、メジャーキーのブルース進行でも使えます。これは「メジャーコード上でマイナースケールを弾く」という、ブルース特有の響きを生み出します。

さらに上級者は、マイナーペンタとメジャーペンタ、そしてブルーススケールを自在に行き来することで、より複雑で表現力豊かなソロを構築します。

練習のポイント

  • まずはマイナーペンタトニックを完璧に覚える
  • ブルーノートの位置を各ポジションで把握する
  • ブルーノートは「経過音」として使うのが基本(長く伸ばさない)
  • 有名なブルースギタリストのフレーズをコピーして、使い方を学ぶ
  • 12小節ブルースのバッキングトラックに合わせて練習する
  • チョーキング、ビブラートの表現力を磨く

おすすめの参考ギタリスト

B.B. King

ブルースギターの王様。ビブラートとチョーキングの教科書的存在。

Stevie Ray Vaughan

テキサスブルースの雄。力強いトーンと情熱的なプレイ。

Eric Clapton

ブルースロックの巨匠。クリアで歌うようなフレージング。

Gary Moore

アイリッシュブルースの魂。感情を揺さぶる泣きのギター。

まとめ

ブルーススケールは、たった1音の追加で驚くほど表現の幅が広がるスケールです。ペンタトニックをマスターしたら、ぜひブルーススケールに挑戦してください。このスケールを使いこなせるようになれば、あなたのギターソロは確実にワンランク上のものになるでしょう。

ブルーススケールを指板で確認してみよう